一般診療とは
虫歯、歯周病、入れ歯などの治療を行います。
進行した虫歯の治療は、歯の神経を取り、根の治療を行ってから詰め物やかぶせ物を歯に装着することによりしっかりと噛めるようにします。
一般歯科とは、痛い歯(むし歯など)の除痛から始まり歯周病の予防と治療、歯牙欠損部の補綴、その他にも口腔外科的疾患の治療などを行います。
歯科保存治療
歯科保存治療とは、歯を抜くことなく、いつまでも自分の歯で噛めるように治療を行い、大切な歯を口の中に維持、保存し機能させていくことを目的とした歯科の一分野です。
本来、健康な方は全部で28本の歯がありますが、30歳代後半から徐々に歯の本数が減っていき、50歳後半から激減しています。
歯を失う主な原因としては、虫歯(専門的にはう蝕といいます)による歯の崩壊や、虫歯の放置により歯の神経(歯髄)が病気になって起こる歯の根の病気 のほかに、歯と歯茎の隙間にプラークや歯石がたまり歯を支える骨が消失する歯周病があります。
年齢別残存歯の平均本数
年齢 | 25~34歳 | 35~44歳 | 45~54歳 | 55~64歳 | 65~74歳 | 75~歳 |
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平均残存本数 | 28.7本 | 28.2本 | 27本 | 24.5本 | 20.8本 | 15.7本 |
虫歯治療
虫歯は、食べかすなどがお口の中に長い時間溜まることにより、お口の中の細菌が食べかすをエサにして 酸を出し歯を溶かしてしまうという過程を経て発症するのです。
症状としては歯に穴が空いたり、細菌が穴から入り神経が炎症を起こしたりします。
虫歯治療は、虫歯となった部分を削って、その後患者さまに適した修復方法で施術していくのが一般的です。 虫歯のことを”カリエス”「C」と呼び、進 行度合いをC0~C4で表します。ひどくなる前に早目に治療するのが最善の虫歯治療と言えます!
虫歯の進行と治療法
分類 | 症状 | 治療方法 | |
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c0 | 黒くなったり、穴があるというところまでは進んでいません。まだ歯に穴が開いていませんから、適切な歯磨きをすれば元の健康な状態に戻すことができます。 | フッ素配合の歯磨き粉やうがい薬を使用し、正しいブラッシング方法で歯みがきをする。歯科医院でのフッ素塗布等の予防治療を受ける。 | |
c1 | エナメル質(歯のいちばん固い外側の部分)が細菌に溶かされはじめます。 エナメル質には神経がないので痛みなどはありません。 | 虫歯の部分だけを削って、つめものをするか、かぶせものをする。 | |
c2 | 細菌が象牙質(エナメル質の次にある部分。歯の神経を守る壁)にまで達しています。 穴があき、黒っぽくなって見ためにわかるようになります。 | 虫歯に侵された部分を削り取り、形を整え、つめものをする。 | |
c3 | 神経(歯髄)に虫歯が達し、痛みがひどくなってきます。どこが痛いのかもわからなくなり、麻酔もききづらくなります(急性歯髄炎)。治療を受けずにほおっておくと痛みがとまることがあります。これは神経が死んで感覚がなくなってくるからです(根尖性歯周炎) | 冠をかぶせる。 ・クラウン(神経が死んでいる場合のクラウン)。 |
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c4 | 穴が広がり、歯がほとんどない状態で歯根だけが残ります。神経(歯髄)が死んで腐敗し、膿みが出て悪臭がします。 歯根の先やまわりにまで炎症がおよび、歯茎の中の骨が溶けて、さらに痛みが起こり熱が出ることもあります。 | ここまできたら歯を抜くしかありません。まれに歯根の状態がよいと、歯根を残し義歯をかぶせることもあります。 ・ブリッジ(固定式入れ歯)・義歯(取り外し式入れ歯)・インプラント |
歯周病治療
歯周病とは、歯の表面に付く歯垢(プラーク)に発生する細菌によって起こる、歯茎や歯槽骨(歯を支えている骨)の炎症のことです。 歯茎が腫れて出血をし、膿が出るといった症状が特徴で、治療せずにそのまま放置しておくと歯を支える歯槽骨が溶けて、 歯が抜けてしまいます。
また、歯周病原菌は、そのまま血管に入り、身体に重大な疾患を引き起こしてしまいます。
歯肉炎
歯肉溝にプラークが溜まることで炎症が起き、触れると出血することもあります。歯磨きによってまた健康な状態に戻すことができます。
軽度歯周炎
歯と歯ぐきの境目の隙間が深くなり、歯周ポケットを形成します。
ここから根の先に向かって炎症が拡大していきます。
中度歯周炎
歯根膜や歯槽骨も歯の根の長さの半分くらいまで破壊され、歯がグラつき始めます。硬い物を噛むと痛みが出るようになります。
重度歯周炎
炎症が更に拡大し、歯槽骨は半分以上破壊され、歯はグラグラしています。付け根がむき出しなので、歯が長く見えます。
虫歯や歯周病の予防
日頃から歯のクリーニングを心掛けることにより、歯の寿命は延びます。
小森歯科医院では、歯を保存することを目的として、患者様のために「保存修復学」、「歯内療法学」、「歯周病学」の治療を実践しています。
また、予防歯科で患者様の口腔内の健康をサポートいたします。
歯磨き
正しく丁寧な歯みがきを心がけ「食事をしたらすぐ歯をみがく」のが基本です。間食の場合も同じです。
歯並びや歯茎の状態によっては歯ブラシとデンタルフロス以外に歯間ブラシなども使い磨いて下さい。
小森歯科ではブラッシング指導もおこなっております。
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糖質の制限
砂糖(糖)の摂取量を減らすことはむし歯予防には効果的です。
口腔内に長い時間糖がある状態はむし歯の原因となる細菌にエサを与えてることになります。
また、キシリトールをうまく利用することもむし歯予防にはよいと思います。
定期検診
定期検診は虫歯や歯周病を早期発見し治療、またブラッシング指導、クリーニング、フッ素の塗布などを行います。定期的にフッ素を塗ることで、虫歯が予防できる可能性が高まります。
定期検診は2~3ヶ月に1回程度、虫歯や歯周病のリスクが高い方、インプラントを入れてる方は2ヶ月に1回程度をお勧めしております。
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義歯・入れ歯
小森歯科医院では、一人ひとりの患者様にぴったり合った義歯・入れ歯を作製します。
義歯・入れ歯で重要なのは、患者様のお口の状態にあった設計を選ぶ事にあります。
当院では、より理想に近いお口の中になるよう正確に型取りを行い、提携の技工士と細かな連携を取りながら作製していきます。
そのため、痛みや違和感のないフィットする義歯・入れ歯をご提供することができます。
保険の義歯だから必ずしも悪い物とは限りません。
保険と自費のどちらの入れ歯でも同じ工程を踏んでおり、型取りの技術の精密さが、良い入れ歯ができるかどうかの決定的な違いになると言えます。
現在お使いの入れ歯に違和感を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。